ごあいさつ
当病院では、伴侶動物の運動器(骨・軟骨、関節、筋肉、腱、靭帯)の病気(骨折、脱臼、断裂、変形、痛み、関節炎、腫瘍等)、運動器の働きを調節・維持する脊髄・神経、血管の病気(椎間板ヘルニア、椎体不安定症、神経炎、血栓症等)の治療に取り組んでおります。
“食欲低下”、“元気がない”などの一般的な症状の中にも、運動器病に関連する場合が多くあります。どうぞお気軽にご相談ください。
突然の発症や不測の事態に迅速適切に対応できるよう、スタッフ一丸となって最善を尽くします。
また、皆様が日頃通っておられるホームドクターの先生方と緊密な連携をとり、大切な家族の健康をお守りします。特定治療終了後はホームドクターの元に戻り、その後も情報交流によって適宜管理致しますのでご安心ください。
30年間、道内外の多くの先生方に支えられて、何万もの疾病治療に挑戦し続けることができました。今後も、酪農学園大学伴侶動物外科学教授、AOVET日本代表として培った経験と実績を活かし、最新の診断法と治療法を積極的に導入して、運動器疾患の治療に努めてまいります。
動物の“運動器”の健康を通して、飼い主様の幸福と健康に寄与できる、皆様に愛される動物病院を目指しています。
北海道動物運動器病院 院長
泉澤 康晴
院長経歴
1957年11月9日 | 福島県郡山市に生まれる |
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1976年 3月 | 福島県立安積高等学校卒業 |
1980年 3月 | 琉球大学理工学部海洋科学科卒業 鯨博士 故西脇昌治先生,粕谷俊雄先生に師事 |
1980年 4月 | 大機ゴム工業株式会社設計課勤務 |
1984年 3月 | 酪農学園大学酪農学部獣医学科卒業 |
1986年 3月 | 酪農学園大学大学院獣医学研究科修士課程修了 故沼田芳明先生,故小谷忠生先生に師事 日本獣医師会長褒賞受賞 |
1986年 4月 | 獣医師免許取得(第24671号) |
1986年 4月 | 小儀動物病院(大阪)獣医師勤務 |
1986年12月 | アマノ動物病院(東京)獣医師勤務 |
1987年 4月 | 酪農学園大学 助手 |
1987年10月~1993年10月 | 北海道大学医学部研究生(第二外科学講座) 田邉達三先生に師事 |
1991年 4月 | 酪農学園大学 講師 |
1993年 7月~1994年 8月 | 米国オハイオ州立大学獣医学部に客員教授として留学 Dr.Marvin L Olmstead(伴侶動物整形外科), Dr.Alicia Bertone(馬整形外科)に師事 |
1993年10月~1994年 9月 | 北海道大学医学部研究生(循環器外科) 故安田慶秀先生,佐久間まこと先生に師事 |
1995年 3月 | 北海道大学医学部博士号取得(医学博士) 「Nd: YAGレーザーによる小動脈吻合に関する基礎的研究」 |
1997年 4月 | 酪農学園大学 助教授 |
2004年10月 | 酪農学園大学 教授 |
2005年 4月~2009年 3月 | 伴侶動物医療教育群長 |
2009年 4月~2013年 3月 | 酪農学園大学附属動物病院長 |
2014年 3月31日 | 酪農学園大学退職 |
2014年 4月1日 | 酪農学園大学名誉教授の称号授与(第48号) |
2014年 4月9日 | 北海道動物運動器病院開業 |
所属学会
国内
- 日本獣医学会(評議委員)
- 獣医麻酔外科学会(整形外科専門部会顧問)
- 日本小動物獣医学会
- 日本レーザー医学学会
- 小動物外科設立専門医(小動物外科専門医協会)
- 動物整形外科ネットワーク(代表)
- 日本小動物内視鏡推進連絡会(世話人),同関節鏡部会長
国外
- AO VET(国際獣医骨折内固定学会 本部 スイス )Ambassador member
AO VET Japan Chairperson 2008 ~
National Faculty: AOVET Small Animal Course in JAPAN : 2010 ~
Asia Pacific Region Board Member: 2015 ~ 2021
Regional Faculty (Asia Pacific): AOVET Small Animal Course 2011 Taiwan, 2014 2015 Seoul - AOJapan: 理事、評議員 2010 ~ 同理事長 2022 ~ 2024
学会賞
- 日本小動物獣医学会北海道地区学会長賞 「犬の橈骨のバイオニクス評価」(2011年)
- 日本小動物獣医学会北海道地区学会長賞 「犬の頚部椎間板ヘルニアに対するVentral Slot法の評価」(2009年)
- 日本小動物獣医学会北海道地区学会長賞 「ステロイドパルス療法が奏功したVogt-Koyanagi-Harada様疾患が疑われた犬の2症例」(2003年)
- 日本小動物獣医学会北海道地区学会長賞 「冷凍同種骨を用いた寛骨臼背側縁骨移植の検討」(2000年)
- 日本小動物獣医学会北海道獣医師会長賞 「白内障手術に伴う眼内レンズ挿入後の屈折矯正の評価」(1998年)
- 日本小動物獣医学会北海道地区学会長賞 「犬の心基底部に発生した化学受容体腫瘍の一例」(1996年)
海外招聘講演
- 台湾/台湾大学(2014年11月)
- 韓国/ソウル大学(2013年11月)
- 中国/内蒙古農業大学(2013年7月)
- 中国/北京農学院(2012年3月,11月)
- 台湾/中興大学(2011年3月)
- タイ/コンケーン大学(2008年2月)
エクステンション活動
- 伴侶動物外科学雑誌「SURGEON」:編集委員
- 沖縄美ら海水族館展示動物臨床指導
臨床獣医師としての専門資格・特殊技術
- AO Vet(国際獣医骨折内固定学会 本部 スイス )会員資格
1997年 オハイオ州立大学獣医学部教授 Drs. ML Olmstead and S Schrader の推薦により資格取得
Ambassador資格:2008年〜 - 手術資格:Tibial Plateau Leveling Osteotomy (TPLO, 脛骨高平部水平化骨切手術)
2003年12月 米国オレゴン州(Eugene)にて手術資格取得(Slocum® TPLO Certified Veterinarians) - 特殊技術
1995年5月 米国オハイオ州立大学にて犬股関節全置換術セミナーを受講し,同大学獣医学部附属動物病院にて手術助手として約200例の手術体験後帰国