診察までの流れ

かかりつけの動物病院様からのご紹介で来院される場合

  1. かかりつけの動物病院様との情報交換
  2. 来院日時の決定
  3. 来院
手術等の報告について

手術終了後、電話にて飼い主の方に連絡し、お迎え日時を決定します。
ご紹介いただいた動物病院様へは、後日、治療内容と経過の概要をFAXにてご報告いたします。

ご自身の判断で来院される場合

  1. 本院への電話連絡にてご予約
  2. 来院日時の決定
  3. 来院

緊急を要する場合

  1. 本院への電話連絡
  2. 来院時刻の決定
  3. 来院

※交通事故に伴う骨折等の運動器傷害が生じた場合や椎間板ヘルニア等の救急疾患が発症した場合でも、まずは電話でご一報ください。
①現症、②発症時刻、③来院までに要する時間などをお聞きし、緊急度を判断して来院時刻を調整し、それまでに受け入れの準備をいたします。

実際の診察の流れ

初診の場合

  1. 初診票の作成とカルテ入力
    (紹介状やX線写真、保険証をお出しください。)
  2. 問診
  3. 診察内容の予測と確認
  4. 診察へ

再診の場合

  1. 受付(診察券、保険証をお出し下さい。)
  2. 問診
  3. 診察内容の予測と確認
  4. 診察へ

問診票はこちら

※初診の際に事前に記入いただくとスムーズに受付が可能です。

診察

  1. 各種検査(歩様検査、徒手検査、X線検査、血液生化学検査、関節液検査など)
  2. 仮診断と説明→必要により精密検査(CT検査、MRI検査(依頼)、超音波検査、関節鏡検査など)
  3. 確定診断
  4. 治療方法の説明
  5. 飼主様の了解の後に治療開始
  6. 治療へ

治療

外来診察時に実施する処置

外傷部の処置(消毒、バンデージ、抜糸等)、投薬(注射・点滴等)等を実施

リハビリ

※現在、専用施設でのリハビリ治療は休止しております。

手術治療

当日午前、または前日の外来時に受付していただきます。症状の確認と簡単な問診の後に血液検査を実施し、麻酔可能な状況を判断してお預かり(入院)します。通常14−18時に手術を実施し、退院に備えます。
※原則予定当日の実施となりますが、緊急症例(椎間板ヘルニアや重度外傷など)が入った場合には、翌日または日を改めての実施をお願いする場合がございます。
この際の入院費は徴収いたしません。どうぞご了承、ご協力ください。

手術後の流れ

多くの場合即日退院としています。動物と飼い主様の精神的な最善を考慮しての対応です。
当然ながら動物の重症度や手術後の安定性を診て入退院を最終判断します。
また、遠方から来院される場合には、飼い主様の宿泊事情を考慮した入院も可能です。ご相談ください。

手術退院後の注意事項

退院後の飲食について

  • 手術をした当日の食事は、一旦少量の飲水をさせて、嘔吐や咳などの異常行動がないことを確認してから、普段の量の1/3~1/2を与えてください。
    食欲がないようであれば、無理に与える必要はありません。
  • 翌日以降は、通常通りの飲食に戻してください。

投薬について

  • 退院時にご説明した処方計画に基づき投薬してください。
  • 休薬などの変更の必要を感じた場合には、お問い合わせください。

創部の保護について

  • 手術創部は、外部からの汚染や感染を防止するために、ドレッシングや包帯が施されています。
    これらが剥れたり、緩んだ場合には、お手持ちの類似品などで応急の処置をしていただき、ご連絡ください。
  • 動物がなめたり噛んだりすることから手術創部を保護するために“エリザベスカラー”などの装具を装着しています。
    就寝時や留守をする場合など動物を放置する場合には、必ず装着してください。必要により、ガムテープなどにより補強の措置をお願いします。

日常的な管理法について

  • 散歩や運動の開始時期については、獣医師の指示に従ってください。
    手術後の再診の際に、抜糸や徒手検査、X線検査の結果をもとに判断しお伝えしています。
  • 階段ののぼりおりやソファーや飼い主様のベッドなど高所への飛び乗り飛び降りは禁忌です。
    特に治療期間中は、患肢自体の傷害はもとより、負担が増加している他の健常肢への新たな傷害を引き起こす危険がありますので、ご注意ください。
  • 車への乗り降り時、特に大型犬は、手術肢保護のために抱きかかえての介助をお願いします。
    自力での登り降りは、手術部のインプラントの破綻や骨折、靭帯損傷など新たな傷害を生む危険がありますので、絶対に回避してください。

診療費について

診療費の支払いと保険についてのページをご参照ください。