病院案内 ▶ Q&A教えて泉澤先生

教えて泉澤先生

ご来院いただいた皆様から頂いたご質問事項を掲載しています.
来院前に是非一度,ご参照ください.

Q. わんちゃんに多い運動器の疾患にはどういったものがありますか?

A. 犬種によってなりやすい病気に違いがあります.
例えば
  • 椎間板ヘルニア・・・ダックスフンド,ビーグル,プードル,ペキニーズ,シーズー
  • 膝蓋骨内方脱臼・・・トイ・プードル,マルチーズ,チワワなどの小型犬

Q. 普段の生活で気をつける事は?

A. わんちゃんの変化に早く気づいてあげる事です.
 散歩に行ってもすぐ腰を下ろし,すわり込むようになった,活発に動かずに寝ている時間が長くなった,抱っこする時にキャンと鳴く・・・etc
 わんちゃんが痛みや,違和感を感じている時に出るサインは最初見逃し易い小さな症状である事が多いです.大きな症状になる前に気づいてあげる事が大事です.

Q. 運動器病の検査はどういった事をするのですか?

A. 症状・病気によってさまざまですが,
 基本的に麻酔をかけない検査として触診(整形外科学的徒手検査),神経学的検査,レントゲン検査,関節液の検査が挙げられます.
 麻酔をかける検査として,CT検査,関節鏡などがあります.CT検査は,状態により無麻酔で行う事もあります.
 当院でのCT検査における麻酔時間はおよそ5分〜10分程度と,
 患者さんの負担をなるべく少なくできるように行っています

Q. 運動器病の健康診断はなぜ重要なの?

A. 運動器の健康診断では,まず整形外科学的徒手検査を行います.四肢全ての関節の可動域を観察し,問題箇所の有無と病状を調べます.必要によって前出の追加検査を実施し,病気を診断します.健康であるはずの運動器が現在どのような状態にあるのか,健康か,運動器病の初期段階にあるのかを見極めることは,動物のその後の生活に重要な転機となります.また,見過ごしていた運動器病を見つけ出し,現状が内科治療で改善可能なレベルなのか,手術治療が必要な状態にあるのかを知る機会となります.

Q. 急に足をひきずって歩くようになった.病院に行くまでどうすれば良いでしょうか?

A. 病気によって家でやってあげられる事は違ってきます.
 どの足が,どういう時に,どんなひきずり方をしているのかをよく観察(写真や動画撮影は有効です.)し,なるべく早く病院に連れて行ってあげてください.すぐに受診できない時は電話でご相談ください.

Q. 椎間板ヘルニアの手術後はどのようなリハビリを行うのか?

A. マットやバランスボール,歩行器などを使った陸上でのリハビリ治療を中心に行っております.現在当院には水を使ったリハビリ設備はありませんが,必要によってプールリハビリ施設と連携をとって実施しています.

Q. 後ろ足をあげて歩くので病院に行ったら膝のお皿がはずれているからと言われた.
 手術をした方がいいの?

A. 膝のお皿(膝蓋骨)の脱臼には,先天的なものか後天的なものか,また症状によるグレード分けがあります.すぐに手術をする必要が無いケースもありますが,何もケアせずにいると膝を構成する骨の傷害や変形が生じたり,膝の周りが腫れてきたりと徐々に悪化していくケースもあります.また,膝の中にある靭帯が切れる原因になることがあります. そのコにあった治療方針が必要になりますので,病院でご相談いただく事をお勧めします.

Q. ビーグル6歳です.頭をずっと下げたままで生活するようになり,
時々キャンと鳴きます.どこか悪いの?

A. ビーグルは頸部椎間板ヘルニアという病気の好発犬種です.
 頭を下げて歩く・生活するという症状は,頭を上げるのが痛いというサインの場合が多く,悪化すると手足のしびれなどが出てくるケースがあります.
 安静にして,できるだけ早く動物病院を受診してください.

Q. 動物もスポーツ選手のように靭帯が切れることがあるの?

A. あります.わんちゃんで多いのは膝の中にある前十字靭帯の断裂です.スポーツ選手の様に激しい運動で断裂するケースもありますが,膝蓋骨脱臼などの膝関節の不安定に関係する病気に続発して発生するケースも多いです.

Q. 骨折したら,入院期間ってどれくらい?

A. 動物の状態,飼い主様のご要望にもよりますが,当院での入院期間はほとんどが一泊二日です.術後管理の重要事項を説明しご理解いただいた上で,手術した翌日にはお家にお帰しするケースがほとんどです.重度の安静を要するなど特別な場合には,紹介先のかかりつけの先生と連携をとって,数日の入院の後転院する場合があります.

Q. 骨折の治療にはどんなものがあるの?

A. 骨折の状態(折れ方,部位など)により異なります.骨折部の周囲を副子(副え木や包帯,キャストなど)で安定化する外固定や,外科手術でインプラントにより直接骨を固定する方法(内固定法)があります.骨折部の変位が少ない軽症例では,外固定が有効な場合がありますが,我々人間と違って動物では治療後の安静化が難しいので,内固定法が適していることが多くあります.中でもプレート法(金属の板で固定する)は強い安定化が得られ,術後管理が容易です.

Q. かかりつけの動物病院からの紹介で,CT検査や手術を受ける際に注意しなければならないことは何でしょうか?

A. いずれの場合も「麻酔」を行っての実施となります.したがって,前日からの絶食・絶水が重要です.麻酔時にはあらゆる反射が停止しますので,胃内に食物が残っていると,誤嚥してしまう危険があります.状況によっては翌日以降の実施となってしまいます.椎間板ヘルニアのように手術を急がなければならないケースでは,対応の遅れにより麻痺が残ってしまう場合も少なくありません.

TOPへ